2012年09月

 9月29日(土)~30日(日)で東京に行ってきました。高齢者医療研修会が半蔵門でありました。この2日間はハードスケジュールでおまけに台風もありでちょいと疲れました。29日は外来終了後、奈良県医師会館で学校医の必須研修会があり、どうしても単位取得しておきたかったので、受講後に夕方から東京に向かいました。
 午後9時に東京駅に着いて、半蔵門のホテルにチェックインしてから、今回の目的の一つでもあった「皇居1周」を夜中にランニングしてきました。1周5kmと短いのでせっかくなので今日も早朝から走ってきました。やっぱり朝は気持ちいいです。たくさんのランナーに交じって東京人になってました。たっぷり汗をかいた後、8時半からメインの高齢者研修会を受講してきました。
 ワークショップ形式で、グループに分かれて全員参加型の、討論あり・発表ありで居眠りなんか絶対ありえへ~ん雰囲気でした。高齢者の急性期治療後のフォローのあり方・病院との連携の問題点や認知症の在宅でも問題点などみんな真剣に取り組んでおりました。
 しかしその一方で台風17号が接近しており17時までたっぷりのスケジュールを“まきまき”で行われました。帰りの新幹線では案の定、豊橋あたりで止まってしまいました。幸い停車時間は一瞬だけだったので比較的スムーズに帰れました。
 明日から10月です。秋も深まって、気候も良くなってきました。おいしいものをいっぱい食べて、しっかり勉強して、体にいいことを頑張りましょう。
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 昨日、めでたく45歳になってしまいました。まだまだ若いつもりでいますが、40歳ともなれば自己管理をきっちりして健康に十分注意しないといけませんね。生活習慣病やがんなど、病気はいつやってくるかわかりません。自覚症状がないうちに検診をお勧めします。生活習慣病では役場からの特定健診というものもありますので是非受けましょう。またがんは現在増加しており、このうち3大死因は肺がん・胃がん・大腸がんです。いずれも当院で検診は可能です。とくに大腸がん検診は、便を提出するだけで済みますのでお勧めです。
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 今日は、午後から奈良市内のホテルで『第4回奈良肛門疾患懇談会』があり、参加してきました。奈良で肛門を専門とされていない先生方に少しでも知識を深めて頂くために勉強の場を作ろうということで始まった勉強会で、今年で4回目となりました。講演内容は基本的なことから専門性の高い内容まで網羅した内容で、改めて勉強になりました。講演の後、懇親会にも参加したかったのですが近所に住む同僚の先生宅で子供たちが夏休み最後の花火をするからと・・・すぐ帰ってきました。
 普段から肛門の悪性疾患の見逃しだけはしたくないと考えていますので、何かと肛門を診察させていただくことが多いです。今日も朝の外来で肛門診察を必要とする患者さんがたくさん来られました。先週には、「便が細い・出にくい・一度にたくさん出ない・何回もトイレに行きたくなる・出血は水洗でないのでわからない・体重も減った」など・・・問診しながら「これはなにかあるぞ!もしかしたら・・・」と思いながら肛門指診したところ、「やっぱりか!!」と。そうです、直腸癌です。肛門指診で確かに触れるんです。たった指1本で直腸がんが診断できるんです。ほんとにちょっとしたことなんです。羞恥心からなかなかお尻はみせてもらえない部分ですが、この瞬間やっぱりおしりの診察はすごく大事なんだ!と痛感します。この方は結局直腸癌で人工肛門を必要とする直腸切断術のため紹介させて頂きました。
 なんで、もう少し早く受診できなかったの?といつも思います。怖いのは自己判断です。これはただの便秘だ、とかイボ痔だと勝手に思い込んでしまうことです。絶対自己判断せずに専門医に相談しましょう。
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