2010年11月

 11月26日(金)-27日(土)の2日間、代診をお願いして浜松まで行ってきました。留守中、患者さまには大変ご迷惑をおかけいたしました。毎年この時期には、この学会がありできるだけ参加するようにしています。大腸疾患と肛門疾患と大きく2つありますが、肛門疾患ばっかり聴いてきたのでちょっと胸やけしそうなくらいおしりばっかり勉強してきました。もともと開業医が多く参加する学会ですが、特に肛門疾患ではそれに特化した肛門専門の開業医の先生の話は身近なものが多く大変勉強になりました。
 特に、内痔核の切らずに治す硬化療法“ALTA”または“ジオン注”の普及はかなりのもので、これからの内痔核の治療の中心になるものだと実感してきました。当院も昨年からですが、コツコツと症例を増やして頑張っております。幸い今のところ大きな合併症もなく経過しております。来年はもっと症例が増えるように頑張っていきたいと思いますので、この治療に興味のある方や痔でお悩みの方が是非御相談下さい。
 そうそう、ちょっと宣伝ですが、毎年秋に朝日新聞から出版される増刊号で『新「名医」の最新治療2011』の最後の方の「内痔核硬化療法(ALTA)」の章に当院も載っております。ヨロシク!!。
 最後に、27日(土)早朝7時半からのモーニングセミナー講師として奈良県立医科大学中央内視鏡部・病院教授の藤井先生・土庫病院消化器病センターの増田先生御苦労さまでした。貴重な講演ありがとうございました。大変勉強になりました。
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 今年の9月末から最新の上部・下部消化器内視鏡システムを導入し、今まで以上のより鮮明な画像と格段に向上した診断能力を獲得することで患者様にやさしく・正確な情報を提供できるようになりました。日本はまだまだ癌検診に対する意識が低く、受診率は他国に比べ低いです。特に奈良県の当院の地域は田舎なので特に低いと思います。
 そこで今後も当院では積極的に癌検診の啓蒙をしていきたいと思います。またそのうちにとお考えの方々、来年はちょっと検査受けてみませんか。
 以下、消化器内視鏡の紹介をしておきます。
 
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 今年の目標だった数字をなんとか突破しました。全大腸内視鏡検査の今年の症例数です。昨年はぎりぎり500例に及ばず残念な結果でしたが、今年はお陰様で11月9日の時点で500例に達しました。当院にわざわざ検査を受けに来てくださる患者さま、そして近隣の開業医の先生方からご紹介していただいたお陰です。本当にありがとうございました。
 当院はつい先日、新しい内視鏡システムを導入いたしました。フルデジタル電子内視鏡システム[Advancia]という機械で、従来のものに比べ格段に高画質となり分光画像処理機能[FICE]と拡大鏡を搭載し、内視鏡診断における病変の早期発見と診断の向上が期待できます。また画像ネットワークシステムとのフレキシブルな連携を実現します。なんか難しそうですが、とにかくめちゃくちゃきれいに見えて拡大して画像処理することでかなりの診断能がアップするということです。
 これからもどんどん積極的に内視鏡検査を行っていこうと思いますので、検査をお考えの方はいつでも御相談ください。
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