某新聞によると、インフルエンザ治療薬「タミフル」が効かない耐性ウイルスが多くで検出されているそうです。その「Aソ連型」が今シーズンの流行の主流になりつつあるらしいです。
今月18日までに全国776人の患者さんから検出されたウイルスを調べてみると、Aソ連型413人(53・2%)、A香港型281人(36・2%)、B型82人(10・6%)だったそうです。また、23都道府県のAソ連型患者121人のウイルスを調べると、1人を除き99・1%で耐性化していたとのこと。今月16日の発表では、Aソ連型の割合は36・2%で、耐性化ウイルスが見つかったのは11道府県で、その割合は97・1%だったそうです。
治療薬にはタミフルのほかに「リレンザ」があり、インフルエンザワクチンは耐性化したウイルスにも有効であることが確認されているようです。
しかし、当院のインフルエンザの患者さんを診ている限りでは、だいだい投薬後2~3日で症状は軽快しているように感じます。
いずれにせよ、ふだんからマスクをして、普段から手洗いとうがいを徹底しましょう。